焼入れ性     [y03]

【用語の意味】

焼入れ硬化しやすいことを表現する性能。特に具体的な指標はなく、鋼を焼入れしたときに、表面硬さが高いことや硬化深度が深いかどうか・・・を表現する言い方です。

【補足説明】

焼入れ性を増す元素としては図のような元素があります。もちろん、これらをたくさん加えると良いというものではなく、製鋼時の問題やじん性、炭化物構成、機械的性質や熱処理時に問題がないか・・・などの検討が不可欠です。
そして、焼入れ性の良い鋼種が水焼入れする「焼入れ性の良くない鋼種」よりも優れているということではありません。例えば、日本刀のように中心部の硬さが自然に低くなっていることが切れ味が良くて折れない刃物になるなどの、西洋の刀にはない良いところがあるという見方考え方も大切です。
焼入れ性を示すデータはすべての鋼種でそろっていませんが、低合金鋼ではUカーブ(断面硬さ)やジョミニ試験結果などがあります。
高合金鋼など工具鋼では小さい品物では標準熱処理試験結果などのカタログデータで推測できますが、大きな品物になると、日立金属の「半冷曲線」などで推測することができます。


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