自己焼戻し(じこやきもどし)        [s13]

【用語の意味】
オートテンパーまたはセルフテンパーともいう。
焼入れの過程で品物の持つ内部の熱により焼戻しが進むこと。また、それを利用して焼戻しすること。
【補足説明】

例えば、一般熱処理では、大きな品物を油冷中に、表面と内部の温度差を少なくするためなどで、冷却途中に油槽から引き揚げるなどの熱処理方法をとるが、タイミングを誤ると焼入れ変態を開始している部分を内部の熱が焼戻しするということも起こる場合がある。そのほか、鋼板製造中の圧延工程やホットスタンプ加工で成形する際にも、圧延(作業)温度と変態温度などの関係で、予期しないで自己焼戻しされると特性が変わってしまう場合がある。
特性的に良くなるとか悪くなるというのは別にして、通常の焼入れをした場合とは機械特性が異なる可能性がある・・・ということを熱処理作業者は頭に入れておく必要のある項目といえる。


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