プレスクエンチ        [h29]

【用語の意味】

焼入れの際に、金型などで固定して、変形などを抑制する焼入れ方法。


【補足説明】

プレス焼入れ、金型焼入れなどとも呼ばれる。
鋼を焼入れ温度から急冷すると硬化するが、Ms点(マルテンサイトが生じ始める温度)までは柔らかいので小さな力で変形が可能である。柔らかい状態で品物を金型などで拘束するとかんたんに金型形状に沿うので、一般熱処理では、平行する板を押し付けて変形を抑制する方法が行われる。
薄い丸鋸などのロットがまとまっているものはライン化されてこの方法で熱処理されるが、一般熱処理では金型費の問題や金型の温度管理などがネックになって、複雑な品物や焼入れ性の低い鋼種は適用が難しいことが多い。

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