第一鋼業における刃物加工の強み
「熱処理」を知って「材料」を選ぶ力
金属せん断刃物、金型類、機械部品などに使用する鋼材は、 構造用鋼・工具鋼・ステンレスなどの様々な鋼種が使用されていますが、要求される強度などの 機械的性質を付与するためには、各鋼種に応じた熱処理が必要です。 当社は国内外のメーカーから、ほとんどの材料を調達できます。また、その熱処理にも精通しています。
製品を作り出す過程では、材料選定~材料調達~機械加工~熱処理~仕上加工・研磨加工と 多くの工程を経て、最終的には品質が保証される必要がありますが、当社では、 加工部門、熱処理部門ともISO9001の認証を取得しており、これらの工程を、本社工場内で 一貫加工することで、品質だけでなく、持ち回りの費用や時間の節約などで、 お客様のご希望に沿った品物をお届けしています。
製造工程
業界トップレベルの安定性を誇る受注プロセス
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- 使用目的、使用条件に合わせて図面・仕様を
お打合せさせていただきます
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- 受注仕様にもとづいて、鋼種、加工方法、熱処理方法、
仕上方法などの製作に必要な仕様を決定します
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- 素材履歴、鍛造比などを検討して、
最適な材料を選定します
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- 鍛造が必要な場合には、鍛造比、機械加工代などを
決定します
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- 鍛造後には、確実な焼きなましを行い、
硬さ・組織を調整します
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- 熱処理をする品物には、必要な研削代やピッチなどの
変寸を見越した寸法で機械加工します
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- 鋼種と用途に応じた最適な焼き入れ、焼き戻しを行い、
最適な強度にします
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- 仕上面性状や精度に適合する砥石を用いて、
研削作業を実施します
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- 寸法、硬さ、外観、脱磁などを検査します
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- 製品を包装、納期・数量を確認して出荷します